委員会
九州鉄道記念病院ではより良い病院づくりのため、部門横断型の委員会活動を積極的に実施しています。
- 安全衛生委員会
- 輸血療法委員会
- 医療安全対策委員会
- 検査適正委員会
- 院内感染防止対策委員会
- 医療放射線安全管理委員会
- 医薬品安全管理委員会
- 栄養管理委員会
- 医療機器安全管理委員会
- 医療ガス安全委員会
- 業務改善委員会
- DPCコーディング委員会
- カルテ・システム委員会
- 褥瘡対策委員会
- 倫理委員会
- クリニカルパス委員会
- 広報委員会
- NST委員会
- サービス委員会
- 薬事審議委員会
- 診療材料審査委員会
- レジメン審査委員会
- RST委員会
- がん診療運営委員会
- ジェネリック委員会
- 乳がん検診推進委員会
- 所属長連絡会議
褥瘡対策委員会
褥瘡対策委員会は医師・看護師や栄養管理士、理学療法士などで構成され、それぞれの専門性を活かし連携して院内の褥瘡(床ずれ)ケアにあたっています。褥瘡ケアは局所的治療だけではありません。
当院に入院される患者様はご高齢の方や寝たきりの方が多く、病状も含め様々な褥瘡の発生要因があります。褥瘡を発生させないよう、また褥瘡が治った後も再発させない予防ケアを行う必要があります。
当院では入院された患者様全員に褥瘡に関する危険因子評価を実施し、早期に褥瘡に対するケアを行っています。褥瘡対策委員会では月一回の定例委員会や回診を開催し、院内の褥瘡発生・褥瘡対策状況の把握と問題点の抽出・検討を行っています。
また、院内の褥瘡ケア向上を図るため、院内研修会を実施しています。これら活動を通じて、患者様に安全・安楽な療養環境が提供できるように取り組んでいきます。
サービス委員会
サービス委員会では、患者さんはもとより来院された方へのサービスの水準を低下させないよう、またサービスの向上を目標に活動しています。
活動内容
- ご意見ポストの設置:外来(1.2階)2箇所・リハビリ室前・各病棟5箇所の8箇所に設置しています。また、頂いた貴重なご意見についての返答を外来2階、リハビリ室前、各病棟に掲示しています。頂いたご意見を参考に、スタッフや部署にホスピタリティ賞という表彰を行っています。
- 患者さん満足度調査:当院を受診して頂いている患者さん・入院患者さんに年1回アンケート調査にご協力頂いて実施しています。
- 新人看護師の接遇教育:新人看護師に対する研修を4月に行っています。
頂いた貴重なご意見やアンケート調査の結果から現状の把握・改善策の検討を行い、接遇向上に努め、より良い病院づくりの努力をしています。
クリニカルパス委員会
平成18年11月にカルテ・クリニカルパス委員会が発足、平成22年度にDPCの導入が決定すると不必要な医療処置や検査、ケアの標準化、在院日数の短縮を目的にカルテ・クリニカルパス委員会から独立して新たにクリニカルパス委員会として活動を開始しました。
目的
- クリニカルパスの導入の推進
- クリニカルパスの評価と管理
- クリニカルパスの運用の周知及び指導
- クリニカルパス委員会・・・1回/月 第2水曜日
- クリニカルパス作成の進捗状況を報告
- クリニカルパスの認定
- クリニカルパスの監査
- バリアンスの分析
- クリニカルパスの見直し
- 研修内容の企画
- 研修・・・・・1回/年 新入社員対象
院内感染防止対策委員会
病院では様々な感染症が扱われ、医療行為に合併する感染症もあります。医療関連感染は医療を続けていくうえで、決して皆無にすることはできませんが、発生を未然に防ぐとともに感染症発生時には迅速かつ適切な対応を行なうことが、病院機能として求められています。
院内感染防止対策委員会は、医療関連感染から患者さんだけでなく、ご家族、面会者、医療従事者など医療に携わるすべての人を感染から守ることを目的に医師、薬剤師、臨床検査技師、看護師などの他職種が協働し、組織的に活動を行なっています。
活動内容
- 院内サーベイランス
- MRSAなどの様々な耐性菌の検出に関して検査室と協力し、タイムリーに検出の把握ができる体制をつくっています。また、血流感染のサーベイランスを行っています。
- 抗菌薬適正使用の把握
- 耐性菌を発生させないようにするためには、まず適正な抗菌薬の使用が大原則です。そのために使用状況を薬剤部がチェックしています。
- 院内感染防止対策の啓発活動
- 安全で質の高い医療が提供でき、安全な環境で業務が行なえるよう感染制御チームによるラウンドを行い、問題点を現場にフィードバックしています。
- 院内外研修会
- 感染症に関する知識は日々進歩しています。そのため感染委員による院内研修会を定期的に開催しています。より適切な手技で、全職員が統一した対策が行える様努力しています。
- 職業感染対策
- HBワクチン、インフルエンザワクチン接種の推進をはかっています。
- 感染防止対策マニュアルの作成
- 感染症の発生、拡大防止のため、マニュアルを作成しています。これらは適宜改訂が行われています。
平成28年7月から「感染防止対策加算1」を取得し、連携病院とカンファレンスを開催し、地域連携を深める活動をしています。 当委員会では、患者様が安心して治療に専念していただく環境づくりのため、さらに継続した活動を行っていきたいと思います。
NST委員会
目的
NSTとは栄養サポートチームのことで、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士などの各専門領域から意見を出し合い、栄養不良の患者さんの栄養管理をするチーム医療をおこなっています。
活動内容
当院では2007年2月にNSTを発足、6月から活動をしています。
NSTメンバーが毎週月曜日14時からラウンドを行い、栄養不良の患者さんに対してはその原因や栄養状態を把握し必要な栄養が取れるよう、個々の患者さんに合った食事内容を検討しています。
NSTは、最良の栄養支援を検討し、新たな疾患の予防及び現疾患そのものの早期治療の回復を手助けします。
医療放射線安全管理委員会
九州鉄道記念病院では、診療用放射線の安全利用のために「医療放射線安全管理委員会」を設置して指針を設け、放射線検査における患者さんの被ばく、および検査介助者である職員の被ばくについて管理を行なっています。
活動内容
- 患者さんの被ばく管理
- X線検査全般(X線撮影、透視、X線CT、血管造影)における患者さんの撮影線量(撮影条件)を全例について記録し、随時、診断参考レベル(Diagnosisi Reference Level 2020)との比較を行うことにより、適正なX線量での検査を行なっています。長時間のX線透視により患者さんの被ばく線量が多くなる可能性の高い血管造影については、一定量以上の線量となった時点で担当医師に報告、注意喚起を行なっています。またその線量も記録し、検査依頼医師に被ばくの影響について説明を行なっています。患者さんから医療被ばくに関連するご相談があった時には、数値データを提示して丁寧な説明を行うことで、検査に伴う被ばくの不安を和らげるようにしています。
- 検査介助者の被ばく管理
- 放射線業務従事者(医師、診療放射線技師、看護師)については、ガラスバッジによる被ばく線量計測により、職業人の線量限度を超えないように医療放射線安全管理委員会が適切に指導を行なっています。法令改正により、従来よりも全量限度が引き下げられた「眼の水晶体の線量限度」については特に注意して確認しています。